report1209
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20120922 昇仙峡・巨峰狩りツーリング
「関東地方は壊滅か」
「はっ、数日前からの報告通り変化はありません」
「何か打つ手立てはないのか。我々はただ手をこまぬいているしかないのか」
静まり返る指令室。
「何か忘れちゃあいませんかね」
今まで指令室の端で窓から富士山を眺めていただけの記録係が独り言のようにつぶやく。
「なんだ貴様、何か策でもあるというのか」
司令官は苛立ちを隠せず、その記録係にぶつける。
態度も変えず富士山から目をそらさずに、また独り言のようにつぶやく。
「関東は壊滅でも“首都圏”だったらどうです。分かりませんかね」
一瞬の静寂、司令官がパンと手を叩きそれを破る。
「そうか、そこか。そこがあったか。これで救われたぞ!」
盲点であった。関東地方になく、首都圏にあるもの…
「山梨県」
また雨ですか…
予定日になるとマジ天気ブルーなんすけどぉ。当日の予報もあんま良くないっすよ。東京・千葉・神奈川・埼玉…みんな「くもり時々雨」とかばっかじゃん。
ともすると自分の足元ばかり目が行きがちであるが、角度を変えて「行先はどうなんだろうか。」と思いつき、山梨県は甲府に焦点をあてて見てみると。
「天気いいじゃん。」
そうであります。
出発時は多少我慢しても東京を抜けて(いや、千葉でも神奈川でも埼玉でもいいです。もののたとえですから。)談合坂に着く頃には「雨ってナニ?」状態ってことですよ。
そんな出発時に豪雨だったらゴメンナサイですが。
これで多少希望の灯が見えてまいります。
そう、けっして開けてはいけないと代々受け継がれてきたパンドラの箱の様であります。
開けてしまい、様々な悪しき物たちが世に出てしまった後で箱の隅に怯えるように残っていたのが「希望」であります。いつの日も我々は希望を持ち続けたいものでありますなぁ。
一体何の話かっつーところでありますが、
9月22日(土)クロスポツー「昇仙峡&巨峰狩り」でありますよ。
当日の予報では東京は(いや、千葉でも…モウイイ)曇り夕方から雨の予報、雨雲レーダーでもあちこちで雨が降っている模様。しかしながら山梨は相変わらずいい天気となっています。
さて、集合場所の談合坂ですが、天気はくもり。しかしながら参加者が続々と集合してまいります。ここまでたいして降られなかった方や、結構降られた方もいらっしゃいますが、真っ先に出た言葉が「すごい渋滞でさあ」でした。こんな天気なのに出かける人が多いのですね(他人事かっ)。
ミーティングにて本日の予定と注意事項などと各自挨拶をすませまて、20人(バイク+車1台)が出発します。
中央道を走る姿は圧巻です。他の車に迷惑をかけないように進みます。
須玉インターで下りデイリーヤマザキにて、あぐりさんと合流いたします。
あぐりさん、今日はお世話になります。
と、そこへもう一人のメンバーが。ノナカさんです。前回に続き会長出勤です(笑)。
ここでもう一度昼食の注文を確認します。(人数と品が合わなかったらしいっす)
ここで新たな発見が、プラス300円で通常のメニューがフルカスタム(どんなじゃ)されるとのこと。油断も隙もありゃしません。
給油したり一通り休憩して、昇仙峡に向かいます。実にいい天気です。
途中、ひまわりで有名な明野を通りますが、時季が過ぎていましたので一か所だけぽつんと咲いている場所があるのみで、あとは刈取りを間近に控えた稲穂が風に揺られるばかりです。
ところどころ脇に枯葉やイガ栗が落ちていましたがコースは適度なコーナーとアップダウンでツーにはもってこいです。山の上のは肌寒かったけれども下りてくるにつれ、気温も上がってまいります。
ワインディングを適度に楽しんだ頃、昇仙峡に到着です。
昼食場所のほうとう会館にバイクを停めて、のまど添乗員の案内で昇仙峡見学です。
おや、早くもソフトクリーマーを発見。amiさんです。美味しいのでしょうね、ご満悦の様子です。一同はいきなり急な勾配の階段を下りていきます(下りていくってことは…帰りは ( ゚д゚)ハッ!…)。
下りた先には見事な滝が目の前に拡がります。もう辺りはマイナスイオンだらけっす。プラズマクラスターいらずですな(シャー○さんゴメンナタイ)。
その先の橋を渡るとザ・昇仙峡と言わんばかりの景色が「ドーヨ」と迫ってまいります。
すっかり堪能した後、我々の味覚とお腹を堪能させるためにイザ!ほうとう会館へ。
メンバーが戻っていく最後尾で殿(のまど隊長)が
( ・ω・)っ【心得ておるな】
「御意にござります」
ええ、みなさん、意味不明の長い前置きで薄々お気づきのことでしょう。
栗蔵が今回もツーレポ担当を務めさせて頂きます。
無礼な個所がございましたら「よきにはからえ」もしくは「よしなに」あるいは「すておけ」でご容赦下さいますようお願い申し上げます。(´∀`*)
では本編へ戻ります。
ほうとう会館入り口には「歓迎 クロスポイント様」の札もちゃんとあります。
本日は500名の予約が入っているとのことで、二階の会場にはずらーーーーっとほうとうの用意がされております。その会場の窓際にクロスポの席も用意されています。
「かぼちゃほうとう鍋」や「きのこほうとう鍋」を主にそれぞれ注文した食事の席へ着きます。
早速鍋に点火し、出来上がるのを歓談しながら待ちます。そろそろいい頃合いになりまして、いただき始めますがなにやら苦虫を噛み潰したような表情の方が…
いトゥさんであります。カニほうとうを唯一注文したのでありますが、カニが冷凍だったらしく、なかなか沸いてきません。「生でもいけんじゃん」とか「焼いちゃえば」とか好き勝手なことを周りから言われながら、完全に沸かない状態で召し上がっていました。翌日は大丈夫だったのでしょうか。気になるところであります。
そんな頃、駐車場へ一台の赤いトラクター…イヤ、ドゥカティーが入ってまいります。ヒロさん登場です。
食事が終わり、ヒロさんと合流。その傍らで沼さんがパンをかじっています (゜Д゜;) ボリュームのあったほうとうなのに…お口直しだそうです。
集合写真を撮り、次の目的地【道の駅 花かげの郷まきおか】へ向かいます。
走り始めてほどなく予告されていた【酷道】にはいります。道幅が狭く路面もボコボコの状態でまさしくその名のとおりです。トム&スエパパさんはオフ車なのでウキウキだったと思いますが…何とか【酷道】をやっつけたところでのまど隊長がバイクを停めます。後方のメンバーにアクシデントがありましたが大事に至らなかったようとのこと。
メンバーを待つ間「ガランゴロン」と音が響きます。ペケさんがガードレールを破壊している音でした。( ;゚д゚)アワワワワ
間もなくメンバーが揃います。沼さん・ポンタさん・kimkimさんをはじめとしたメンバーのピットクルーさながらの活躍が光りました。はたしてこの対応が万人にもされるのだろうかと一抹の疑問が残りますが…(=_=)ニヤッ
ここからはまた走りやすい道になり、アップダウンしながら街に入っていきます。
武田神社の脇を抜け、【道の駅 花かげの郷まきおか】到着です。
ここでいったん分かれた立川在住父娘・@JACK@Ninjaさんと合流。
これで全員揃いましたのであらためて集合写真を撮り、いよいよ本日のメインイベントであります【あぐりさん果樹園にて巨峰狩り】です。道の駅からすぐの場所で、作業場の奥には葡萄畑が広がっております。
入り口にはかわいい柴犬が出迎えてくれます。
こちらの巨峰はいわゆる観光用の葡萄狩りとは違い、商品として出荷する巨峰とのこと。
奥様もいらっしゃいまして、お世話になります。数人ずつ葡萄畑に入り、見事な巨峰を手に戻ってきます。愛情をいっぱい受けて育った巨峰は深く濃い紫色の宝石珠がたわわに房となっておりました。
一粒口に入れると一斉に芳醇な香りと濃厚ではありますがくどくなく爽やかな甘みがひろがります。これはたまらんです。メンバーも歓喜の声をそこかしこであげています。果肉がぎゅっと締まっていて噛むと果汁があふれ、また皮の内側がさらに甘いこと。
さらに巨峰だけでなく、桃(“さくら”という品種だそうです。)も用意して下さり、こちらも香りと果肉の柔らかさ、溢れる果汁が大好評でした。
すっかり堪能いたしました。あぐりさんと奥様にお礼を言い、あぐりさん果樹園を後にします。天気が思わしくないので予定を変更しこの後は談合坂で集合し解散といたします。
天気の良かった山梨も時折濃い色の雲が現れており、勝沼インターへ向かう途中に小雨にあったりしました。あぐりさんによるとあの後30分位雨が降ったとのことで、予定を変更した判断はさすがのまど隊長です。
中央道も談合坂までは渋滞もなく、16時頃無事SAに全員が集合し本日〆のミーティングを行います。
本編では初参加のヨ→スケさんが感想を述べたり、kimkimさんから10月のイベント予告等あり、今回も楽しかったクロスポツーが無事終了いたします。
いつも立案・引率をして頂いております のまど隊長をはじめ、ツーリング中メンバーがはぐれないように無線で連絡を取り合って対応して頂いておりますメンバー、楽しいネタを提供して頂いたメンバー、そしてすべてのメンバー、お疲れ様です。そしてありがとうございます。
最後になりますが、あぐりさんと奥様、素敵な思い出づくりの場を頂き感謝申し上げます。
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